子育てをしていると
「何度言っても聞いてくれない」
「話しかけても返事がない」
と感じることはありませんか?
特に小学生くらいになると、子どもは自分の意見や世界を持ち始め、ママ・パパの言葉がなかなか届かなくなる時期でもあります。
しかし、実は「話を聞かない」のではなく、「聞く準備ができていない」だけかもしれません。
この記事では、心理学的な考え方や実践的な声かけの工夫をもとに、子育てママ・パパが今日からできる「話をきいてもらう関わり方」を紹介します。
1. 「課題の分離」で心を軽くする
「課題の分離」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、心理学者アドラーの教えで、「今あなたを悩ませていることは、誰の課題なのかを明確にする」という考え方です。
たとえば、子どもが宿題をしないとき。
ママ・パパとしては「早くやりなさい!」と言いたくなりますが、宿題をやるかどうかは「子どもの課題」です。親が代わりにやるわけにはいきません。
一方で、「宿題をやらなかった結果どうなるか」を経験させるのは大切なこと。叱るよりも、「自分の課題」と「子どもの課題」を分けることで、無駄なストレスが減り、親子の関係も落ち着いていきます。
たとえばこんな声かけに変えてみましょう。
「あなたが困ると思うけど、どうする?」
「先生に怒られるのはママじゃなくて、あなたなんだよね」
こうすることで、子どもは「自分の行動に責任を持つ」感覚を少しずつ学んでいきます。
課題の分離は、子どもを突き放すことではなく、自立を促すための優しい関わり方です。
2. 「”I”メッセージ」で伝え方を変える
子どもとのコミュニケーションで大切なのは「伝え方」です。
つい「なんで言うこと聞かないの!」「早くしなさい!」といった“YOU”メッセージになってしまうことはありませんか?
”YOU”メッセージは、相手を責めているように聞こえてしまい、子どもは心を閉ざしてしまいます。
そこで意識したいのが「”I”メッセージ」。
これは、自分の気持ちを主語にして伝える方法です。
「あなたが散らかすと、ママは悲しい気持ちになる」
「準備が遅いと、パパはとても不あ安になるんだよ」
というように、「私は〜と感じる」と伝えるだけで、相手の受け取り方がまったく変わります。
子どもは、自分を責められると反発しますが、「ママがそう感じてる」と言われると、不思議と素直に受け止めやすくなるのです。
”I”メッセージは、親の感情を押しつけるものではなく、「共感のきっかけ」を作る言葉。
親が落ち着いたトーンで伝えることで、子どもも「聞く耳」を持ちやすくなります。
3. 「ありがとうを伝える」ことで信頼を育てる
子どもが話を聞かない理由のひとつに、「自分が認められていない」と感じていることがあります。
親の言葉が注意や指示ばかりになると、子どもは「どうせ怒られる」と思ってしまい、耳を閉じてしまうのです。
そこで意識したいのが、「ありがとうを伝える」こと。
これは単なる礼儀ではなく、子どもとの信頼関係を育てる魔法の言葉です。
「靴を揃えてくれてありがとう」
「お手伝いしてくれて助かったよ」
「ちゃんと話を聞いてくれて、とても嬉しかった」
そんな一言が、子どもの心に「認められた」「大事にされている」という安心感を残します。
この“安心”があるからこそ、次に何かを言われたときにも「聞いてみよう」という気持ちになるのです。
子育てママ・パパが「ありがとう」を口にする回数が増えるほど、子どもの自己肯定感は自然と高まっていきます。
子どもが「聞ける子」に育つ環境とは
話をきかない子どもを前にすると、つい「どうしたら言うことを聞いてくれるの?」と考えてしまいます。
でも、子どもは「言うことを聞くため」に生きているわけではありません。
自分の考えや感情を持ち、それを親とやり取りしながら成長していく存在です。
だからこそ、親が“伝え方”を変えることが、関係改善の第一歩になります。
課題の分離で「見守る」姿勢を持ち、
”I”メッセージで「気持ちを共有」し、
ありがとうを伝えることで「関係を温め、深める」。
この3つを日常の中で少しずつ取り入れるだけで、親子の空気は確実に変わっていきます。
最後に:こどもの年齢=ママ・パパ歴
子育ては、「正解」がない旅のようなものです。
どんなに頑張っても、うまくいかない日があります。
でも、その中で「どう関わるか」を意識するだけで、親子の関係は確実に前に進んでいきます。
子どもが話を聞かない日があっても、それは成長している証。
ママ・パパが自分の心を整えながら、言葉を選び、思いを伝えていくことこそが、子どもの心を育てる一番の方法です。
今日から、ほんの少しでもいいので「伝え方」を意識してみてください。
きっと、子どもの反応が変わる瞬間に気づくはずです。
まとめ
話を聞かない我が子に悩むときこそ、子育てママ・パパ自身の心の余裕が大切です。
課題の分離で「線を引く」、Iメッセージで「伝え方を変える」、ありがとうを伝えることで「関係を深める」。
その積み重ねが、子どもの「聞く力」を育て、親子の絆をしっかりと結び直してくれるでしょう。


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