こんにちは!全国のサッカーママ・パパの皆さん。
いつも送迎に応援に、お弁当に…本当にお疲れさまです!
さて、突然ですが「世界のサッカー強豪国」と聞いて、どこを思い浮かべますか?
ブラジル?ドイツ?スペイン?
どれも納得の名門国ですが、いま世界一の称号を持つのは──そう、アルゼンチンです!
メッシ選手をはじめ、世界中を魅了するスター選手を次々と輩出するアルゼンチン。
その強さのカギは、一体どこにあるのでしょう?
実はその秘密、私たち日本の子どもたちのサッカーにも役立つヒントがたくさん詰まっているんです!
意外!? アルゼンチンの育成法は“体験重視”だった!
まず驚きなのが、小学生年代で行われる「バビーフットボール」という育成方法。
これはフットサルに似たミニサッカーで、12歳以下の子どもたちは狭いスペースでのプレーを通じて、ボールの受け方・崩し方などの基本戦術を自然に学んでいきます。
「そんなの日本でもミニゲームやってるよ」と思った方もいるかもしれませんね。
でも、アルゼンチンのすごいところは、戦術理解を“頭でなく体で覚える”ところ!
例えば、「相手がゾーンで守ってきたらどうする?」「マンマークならどう崩す?」という状況を、理屈よりも実戦の中で経験しながら学んでいくスタイルです。
これは、知識詰め込み型ではなく、“気づき”や“感覚”を大切にした教え方。
子どもたちの創造力や判断力も自然と育ちそうですね。
いいものは何でも取り入れる“柔軟さ”がすごい!
アルゼンチンがさらにすごいのは、「これ良いかも!」と思ったものは国や分野を問わず取り入れる柔軟さです。
- バルセロナの育成スタイルを試してみたり、
- 陸上選手のベン・ジョンソン氏を招いてフィジカルトレーニングを行ったり、
- 他国の習慣(朝食チェックなど)も即導入!
サッカーだけにとらわれず、他競技の知見もどんどん取り入れていく姿勢は、本当に学びがあります。
お金に余裕のある国とは言えない南米アルゼンチンですが、たとえばガラス張りのリハビリ施設など、選手の成長に必要な環境整備にはしっかり投資しています。
「良いものはどんどん真似しよう!」という前向きな姿勢が、選手たちの成長を後押ししているんですね。
「出る杭を育てる」指導の文化
日本では「出る杭は打たれる」なんて言いますが、アルゼンチンでは逆!
「出る杭こそ伸ばす」文化が根付いています。
子どもたちは「なぜこのポジションなの?」「なんでこの戦術なの?」と、指導者にどんどん質問します。それを大人が嫌がるどころか、ちゃんと向き合って説明してくれる。
そこには、選手と指導者が対等な関係で信頼を築いている背景があります。
監督が選手に怒鳴るのではなく、選手が監督に水をかける(!)なんて場面も、実は「監督、熱くなりすぎだよ〜」という冗談だったりするそうです(笑)。
なんでも言い合える空気感、大事にしたいですね。
心を動かす「言葉の力」も大切に
アルゼンチンの指導者たちは、言葉でチームを動かすプロでもあります。
試合前のミーティングで、選手や監督が熱いメッセージを語る文化が根づいているんです。
あるU-15のキャプテンは、妹がお小遣いをくれたエピソードを話しながら「妹のために全力で戦う!」とチームを鼓舞。
子どもながらに“人の心を動かす言葉”を持っているって、すごいと思いませんか?
これはまさに、「子どもが子どもを引っ張る力」。
家庭でも、親がかける言葉一つで子どものやる気はグッと変わるかもしれませんね。
すごいのは指導者だけじゃない!育てる仕組みがある
アルゼンチンのもう一つの強みは、指導者を育てる環境です。
実は全国に88校以上のサッカー指導者養成学校があり、その多くが民間による運営!
生徒は元選手だけでなく、タクシー運転手や花屋さんなど、多種多様な人たち。
しかも、学びは週3〜4回の座学に加えて、実際にチームで指導実習まで!
理論だけじゃなく、現場でどう接するか、どう伝えるかを徹底的に学んでいます。
この**「人を育てる土壌」**が、アルゼンチンサッカーを支えているんですね。
ペケルマンという“お父さん”指導者
そしてアルゼンチン育成の象徴とも言えるのが、ホセ・ペケルマン氏。
元はタクシー運転手という異色の経歴ながら、U-20代表を率いて世界を制し、後にフル代表監督へ。
彼の指導は「戦術よりも人間性」。
選手たちは「サッカーだけじゃなく、人として大切なことを教わった」と語ります。
子ども一人ひとりに寄り添い、「信頼」と「対話」で育てる姿勢は、親としても学ぶところがたくさんあります。
日本サッカー、そして家庭でどう活かす?
アルゼンチンから学べることは本当にたくさんありますが、じゃあ私たちに何ができるのか?
それは、
- 子どもの発想や疑問を受け止める姿勢
- 心に火をつける励ましの言葉
- サッカー以外でも人としての成長を見守る心
こうした“ちょっとした関わり方”を、家庭でも意識することから始まるのではないでしょうか?
まとめ:個性を信じて、対話を大切に!
アルゼンチンサッカーの強さは、「技術」や「身体能力」だけではなく、
人を育てる文化、信じる力、対話の力にあると感じます。
サッカーを通じて、お子さんの「個」を伸ばしていく中で、親としてできること。
それは、子どもの話に耳を傾け、一緒に悩み、言葉で背中を押すことかもしれません。
今日からでも、家庭の中で「アルゼンチン式育成」、始めてみませんか?
皆さんのサッカーライフが、もっと楽しく、もっとあたたかいものになりますように!
応援しています!

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