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【Youtubeレビュー】メンタルは「精神論」じゃない!南葛SC・風間監督が語る「技術としての心の育て方」

動画レビュー

こんにちは、サッカーママ・パパの皆さん!

「練習ではうまくできているのに、試合になると緊張して動きが硬くなる…」
「もっと自信を持ってプレーしてほしい!」

こんなふうに、お子さんの“メンタル面”に不安を感じたことはありませんか?

ついつい「もっと気持ちを強く持って!」なんて言いたくなってしまうこともありますよね。でも、実はサッカーの指導現場では、「メンタル」の捉え方が私たちのイメージとは少し違うんです。

今回は、社会人・関東1部リーグを闘う南葛SC・風間 八宏監督が語っていた印象的なお話をもとに、「心の育て方=メンタル」を“技術”として考えるヒントをご紹介します。


「メンタルは技術」ってどういうこと?

風間監督は「メンタル」という言葉をあまり使わないそうです。

その理由は、「メンタルは精神論ではなく、努力の積み重ねから育つ技術だから」。

つまり、心の強さは“根性”でどうにかなるものではなく、毎日の練習と積み重ねで自然と身についていくものだというのです。

そして監督は選手に対して、「メンタル」に語りかけるのではなく、「技術」に語りかけると話していました。

風間監督
風間監督

「頭をどう整理するか。メンタルとは“頭の扱い方”という技術なんだ。」

そう考えると、「心の強さ」もサッカーの技術の一つとして捉えることができますよね。


成長のスタートは「どれだけ望めるか」

風間監督が特に強調していたのは、メンタルを育てるためには「どれだけ強く望むか」が大事だということ。

例えば、今ボールを止めて次のプレーに2秒かかっているとして、「まあ、これでいいか」と思えば、成長はそこで止まってしまいます。でも、「0.5秒でできるようになりたい!」と強く望めば、そこに向かって練習を積み重ねるようになる。

つまり、

「自分にどれだけ期待し、どこまで望むか」

ここが、サッカーの技術だけでなく、心の成長にも大きく関わってくるということです。


試合で力を出し切るための「心のバランス」

風間監督は、試合で良いパフォーマンスを発揮するために必要な“心のバランス”として、次の3つを挙げていました。

  1. 目標を達成したい気持ち
  2. サッカーを楽しもうとする気持ち
  3. 少しの不安や緊張感

この3つのバランスが整っていると、子どもたちは試合で実力を発揮しやすくなります。逆に、不安が大きすぎたり、楽しむ気持ちを忘れてしまったりすると、技術も本来の力を出せなくなるそうです。

「適度な不安は集中力を高めるために必要」とも語っていて、それはサッカーだけでなく、人生全般にも通じる考え方ですよね。


強い選手が持っている「集中の基準」

「集中しなさい!」と声をかけたくなること、ありますよね。でもこの「集中」って、実はとても曖昧で、人によって感じ方が違います。

監督は、「集中力」は個人の問題ではなく、チーム全体で“基準を合わせる”ことが大切だと言います。つまり、全員が同じ目線で集中し、その状態を毎日続けられるかどうかが、強いチームを作るカギなんです。


「心の技術」を育てる3ステップ

風間監督が実践している“メンタルトレーニング”は、こんなサイクルで回っているそうです。

  1. ミーティングで頭を整理する
  2. 映像を見て視覚で確認する
  3. 実際にグラウンドで体を使って実践する

このサイクルを回すことで、「理解→確認→挑戦」がセットになり、頭・心・体がリンクしていきます。

この時に重要なのが、「目指す姿の定義と基準」が明確であること。ここが曖昧だと、いくら練習しても成長につながらないそうです。


親としてできる5つのサポート

それでは、私たち親ができることって何でしょうか?
監督の考え方をヒントに、日々の関わり方を見直してみましょう。

① 子どもの「望み」に耳を傾ける

「もっと上手くなりたい」ではなく、「試合でゴールを決めたい」「もっと速くパスを出したい」など、具体的な望みを一緒に言葉にしてあげることが大切です。

② 「望むレベル」を一緒に考える

たとえばリフティングが50回できるようになったら、次は100回、その次は右足だけで…など、小さなステップで望みのレベルを上げていくことを応援しましょう。

③ 毎日の努力を認めて褒める

結果だけじゃなく、日々の積み重ねに目を向けて「よく頑張ってるね」と声をかけてあげることが、子どもにとって大きな自信になります。

④ 技術に焦点を当てて声をかける

試合でミスしても「気持ちが入ってない!」ではなく、「あのトラップ、ちょっと足元から離れたね。次はこうしてみたらどう?」と技術面での声かけをしてあげると、子どもも前向きに振り返れます。

⑤ 試合後に「頭の整理」を手伝う

「今日の良かったところは?」「次は何を目指したい?」と子ども自身が考える時間を作ることで、自分で自分のプレーを理解し、次に向かう力になります。


まとめ|「メンタル」は育てられる“技術”

今回ご紹介した風間監督のお話から、「メンタル」はただの精神論ではなく、“技術”として育てていけるものであることが分かりました。

  • 成長の鍵は「どれだけ望むか」
  • 試合で力を発揮するには、3つの心のバランス(目的・楽しさ・不安)
  • 頭→視覚→体のサイクルで「心の技術」は育つ

そして何より大切なのは、私たち親が「心の技術を育てる旅」の伴走者でいること

一緒に望みを見つけ、努力を見守り、具体的に振り返りながら、少しずつ心も技術も成長していけるようにサポートしていきましょう!

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