「どうして私ばっかり…」
土日の送迎、試合の応援、ユニフォームの洗濯、チームLINEのやり取り──
サッカー少年・少女を支える日々の中で、サッカーママが抱える“見えない負担”は、実はとても大きなものです。
この記事では、そんなサッカーママの悩みに寄り添いながら、サッカーパパとの上手な役割分担のヒントをお伝えします。少しの工夫と話し合いで、家族みんなが笑顔になれる関係性を築いていきましょう。
サッカーママにのしかかる“見えない負担”
サッカーに夢中な子どもを応援したい気持ちはあっても、現実はなかなか甘くありません。
たとえばこんな場面で、多くのサッカーママたちは悩みを抱えています。
- 休日が「家族の時間」ではなく「サッカー優先」になってしまう
- 試合や練習の送迎に追われ、自分の時間が取れない
- 夫が“お客さん”のようにしか関わってこない
- 他のママとの付き合いにも気を使う
- チーム運営や係の仕事が重荷に感じる
特に「夫が手伝ってくれない」「サッカーパパが何をすべきか分かっていない」といった悩みは、多くのママたちが共通して抱えるものです。
サッカーパパが抱えがちな“壁”
一方で、サッカーパパ側にもそれなりの言い分や葛藤があります。
- 仕事が忙しくて関われる時間が限られている
- 「何を手伝えばいいか分からない」
- 「ママが慣れているから任せた方がスムーズだと思っている」
- 自分が出しゃばるとママに嫌がられるのでは…という遠慮
こうした“すれ違い”が、役割分担のバランスを崩し、サッカーママの悩みを深めてしまう原因となります。
悩みをなくすために必要なのは「話し合い」と「見える化」
サッカーママの多くは、「パパがもっと積極的に関わってくれれば助かるのに」と感じています。でも、実は“やってほしいこと”がパパには具体的に伝わっていない場合が多いのです。
まずは、次の2つを意識してみましょう。
1. 「お願い」を言葉にする
「分かってほしい」はNGワード。夫婦間で大切なのは、“察する”ではなく“伝える”ことです。
たとえば、
- 「今週末の練習試合の送迎、行ってもらえる?」
- 「洗濯物だけお願いしてもいい?」
といった具体的なお願いは、サッカーパパにとっても動きやすいきっかけになります。
2. 家族全体で“タスクの見える化”をする
サッカーに関わるタスクは意外と多く、把握しきれていないこともあります。家族カレンダーやホワイトボード、スマホアプリなどを活用して、
- 試合・練習のスケジュール
- 誰が送迎するか
- 担当する係や役割
などを「見える化」しておくことで、自然とパパも自分ごととして捉えやすくなります。
サッカーパパにできる5つの役割分担アイデア
「自分には何ができるだろう?」と考えるサッカーパパに向けて、実際に多くの家庭で取り入れられている役割分担の例を紹介します。
1. 練習や試合の送迎係
平日は難しくても、土日の送迎だけでも交代制にするとママの負担は大きく減ります。
2. 応援係
ビデオ撮影や写真撮影をパパが担当することで、チーム全体でも重宝される存在に。
3. 洗濯・用具のメンテ係
ユニフォームの洗濯、スパイクの手入れ、ドリンクの準備など、意外と細かい作業を分担するだけでも大きな助けになります。
4. 子どもとの振り返りタイム
試合後の「よく頑張ったな」「次はここを意識しような」といった言葉が、子どもにとっての励みになります。
5. チームの活動サポート
年に数回でも当番や係のサポートに加わるだけで、「協力的なパパ」としてチーム内での立場も円滑になります。
サッカーママ・パパが“チーム”になるということ
サッカーの基本は「チームワーク」。それは家庭内でも同じです。
ママが頑張りすぎて限界を迎える前に、パパも当事者意識を持って“同じチームのメンバー”として動けるかが、家庭のバランスを左右します。
最初はうまくいかなくても大丈夫。大切なのは、「サッカーを通じて、家族も成長していく」という視点を持つことです。
まとめ:家族も“ワンチーム”で!
サッカーママの悩みの多くは、パパとの役割分担で解消できる可能性があります。
キーワードは「伝えること」と「共有すること」。
サッカーを頑張る子どもを、ママひとりで支える必要はありません。
家族という“チーム”で、それぞれの役割を持って関わっていけば、応援の時間がもっと楽しく、充実したものになるはずです。
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