「才能はあるのに、なぜかもったいない使い方をしている」「練習の外での姿勢が気になる」——サッカーパパ・ママがわが子を見てそう感じることはないでしょうか。
今回はテレビ東京『FOOT×BRAIN+』第722回の対談から、元日本代表・柿谷曜一朗選手と元北朝鮮代表・鄭大世選手が語る「プロ意識」の本質と、親ができるサポートのあり方を探ります。
「練習以外の20時間」が選手の質を決める
プロ選手の1日は、2〜3時間の練習だけでは成り立ちません。遠藤航選手が語ったように、残りの20時間をどう過ごすかが選手としての質を左右します。
柿谷選手は16歳でプロデビューしながらも、当初は練習への準備や生活態度に無頓着でした。「罪の意識もなかった」と振り返るほどです。どれほど才能があっても、日常生活の積み重ねがなければ、その才能は活きません。
親ができることとして、時間管理・持ち物の整理整頓・食事・睡眠といった基本的な生活習慣の定着を日頃から促すことが挙げられます。また、当たり前に感じている環境や周囲の人への感謝の気持ちを育むことも、プロ意識の基盤になります。
危機感と出会いが意識を変えた
柿谷選手が変わるきっかけとなったのは、J2・徳島ヴォルティス移籍時に突きつけられた厳しい言葉と、先輩・濱田武志さんの日常的なサポートでした。生活を共にし、毎朝起こしてくれる存在が、自分を見つめ直す大きな転機となったのです。
一方、鄭大世選手はネガティブな感情をモチベーションに変えるタイプ。怒りや劣等感をバネにして自らを高めてきました。
子どもによって成長のきっかけは異なります。「この子には何が刺さるか」を知ろうとする姿勢こそが、親として最大の武器です。
「余白のあるサポート」が自立を育てる
親が何でもやってあげる過保護なサポートは、かえって子どもの自立心を妨げます。時には耳の痛い言葉で気づきを与え、子ども自身が考えて行動できる「余白」を残すことが大切です。
柿谷・鄭両選手の経験が示すのは、プロ意識とは特別な才能の上に成り立つものではなく、日々の積み重ねと環境の中で育まれるものだということです。
まとめ:親も「プロ意識」を持ってサポートする
サッカーパパ・ママにできることは3つです。
- 基本的な生活態度と感謝の気持ちを日常から伝える
- 時に耳の痛い言葉で気づきを与え、成長を促す
- 子ども自身が自ら考えて行動できるよう、余白を持たせてサポートする
子どもの未来を支える存在として、私たち大人も「プロ意識」を持って日々の関わり方を見直していきましょう。



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