子どもが「サッカーやりたい!」と言い出したとき、多くのサッカーママ・サッカーパパが最初にぶつかるのが「どのスクールを選べばいいの?」という悩みです。
ネットで調べたり、ママ友・パパ友から情報を集めたりしながら、ベストな選択をしようとするものの、いざ通わせてみると「こんなはずじゃなかった…」というケースも少なくありません。
今回は、実際のサッカーママ・パパの“スクール選びの失敗談”をもとに、チームやスクール選びで失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
1. 「近さ」だけで決めたら、指導内容が合わなかった
あるサッカーママは、「家から自転車で通えるし、時間帯もちょうどよかったから」と、近所のスクールに即決。ところが、数ヶ月通わせた後に気づいたのは、指導スタイルが合っていないという事実。子どもが思うように成長せず、「行きたくない」と口にするように。
実はスクールによって、指導方針や目的は大きく異なります。楽しむことを第一に考えるところもあれば、勝利を重視する競争型のチームもあります。子どもの性格や目標に合った指導がされているかどうか、事前の見学や体験でしっかり確認することが大切です。
サッカーパパの視点:
「自分も子どもと一緒に成長できる場にしたかった。最初のスクールは、親の関わりを求められないスタイルで、応援のしがいがなかった」と話すパパも。家庭全体でサポートしやすい環境かどうかも見極めポイントです。
2. 「実績があるから」で選んだが、競争が激しすぎた
強豪チームへの憧れや、プロを輩出した実績を聞くと、「うちの子も…!」と期待が膨らむのは自然なことです。しかし、あるサッカーママが語ったのは「ついていけなくて、親子で疲弊してしまった」という経験。
そのスクールは選手の入れ替わりも激しく、練習についていけないとすぐにメンバーから外されることも。確かにレベルは高いけれど、それが必ずしもすべての子にとって良い環境とは限りません。
チェックポイント:
・体験時の練習内容は、年齢やレベルに合っているか
・在籍している子どもたちの雰囲気はポジティブか
・「怒られないようにやる」ではなく「楽しんでやっている」空気感があるか
サッカーママ・パパとして「プロを目指してほしい」のか「のびのび楽しんでほしい」のか、まず家庭の方針をはっきりさせてから選ぶことが大切です。
3. チームとスクールの違いを理解せず、混乱
スクールとチームは似て非なるものです。あるサッカーパパは、「スクールに入れたのに、週末の試合がない」と戸惑った経験を語ってくれました。実際、スクールは基礎練習を中心にしたトレーニング型の施設が多く、試合やリーグ戦に参加するのは“チーム”の役割であることが多いのです。
この違いを理解せずに選ぶと、子どもも「なんで試合ないの?」「もっとボールを蹴りたい!」とモヤモヤしてしまいます。
スクールはこんな人におすすめ:
・まずはサッカーに触れさせてみたい
・技術を伸ばしたい
・他のスポーツと並行したい
チームはこんな人におすすめ:
・仲間と目標を持って取り組ませたい
・試合経験を積ませたい
・団体競技のマナーを学ばせたい
サッカーママ・サッカーパパの中でも、「スクールで基本を学び、チームで実践」という二段構えでサポートしている家庭もあります。
まとめ:親が“軸”を持つことが、子どもにとっての最良の選択に
スクールやチームを選ぶとき、どうしても「周りが行ってるから」「知名度があるから」「近いから」といった外的な要因で決めがちです。しかし、もっとも大切なのは親としての“軸”。
・子どもにどう育ってほしいか
・どんな環境ならその子が輝けるか
を考えた上で、選択肢を絞ることが成功のカギになります。
一度入ったからといって、合わなければ変えていい。スクールもチームも、子どもと家庭の成長に合わせて柔軟に見直していくことが、長く楽しくサッカーを続ける秘訣です。
サッカーママ・サッカーパパとして、焦らず、惑わされず、「うちの子に合ったスクール・チームってなんだろう?」とじっくり考える時間を大切にしましょう。
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