「なぜサッカーをするのか」——この問いに答えられる子どもは、どれだけいるでしょうか。
今回は、Youtube「【選手育成】水戸ホーリーホックGM・西村卓朗さんに訊く『選手が掘り下げるべき目的意識』とそのための学びの場【WAZA!対談】」から、元Jリーガーで現GM・西村卓朗さんが語る育成と目的意識の大切さをお伝えします。
「どうしたら成長できるか」と向き合い続けた現役時代
西村GMが現役時代に常に向き合っていたのは、「どうしたら自分はもっと成長できるのか?」という問いでした。技術・フィジカル・メンタル・戦術の4つの壁にぶつかりながら、自ら映像を撮って分析し、独学で試行錯誤を繰り返したといいます。
情報があふれる現代だからこそ、「本当に信頼できる情報を見極める力」が親にも子どもにも求められます。お子さんの成長段階に合ったトレーニングを無理なく楽しく続けられるよう見守ることも、パパ・ママの大切な役割です。
「食事」と「睡眠」が育成のカギ
西村GMが「もっとこだわればよかった」と語るのが、食事と睡眠です。プロになってから専門家の助言を得られたものの、若い頃から正しい知識に出会えていたらと感じているそうです。
「アスリートにとって、サプリメントではなく日々の食事から栄養を摂ることが基本」——この言葉には説得力があります。栄養を吸収できる体をつくるには、食事の質と良質な睡眠が深く関わっています。毎日の食卓と寝室が育成の現場です。パパ・ママが日々の生活リズムを整えてあげることが、結果としてお子さんのサッカー人生を支えることになります。
「なぜやるのか?」という目的意識を育てる
水戸ホーリーホックでは「メイクバリュープロジェクト」を通じて、選手たちに「なぜその目標を目指すのか?」を深く考える機会を提供しています。「J1に行きたい」「日本代表になりたい」という目標の裏には、「自分は何を伝えたいのか?」というビジョンとミッションがあります。
小学生のうちから目的意識を深めることは難しくても、日々の会話の中でその芽を育てることはできます。
「なんでサッカーが好きなの?」
「サッカーで誰を笑顔にしたい?」
こんな問いかけを日常の中で続けることで、目的意識の芽が育まれます。
親も学び、共に育つ姿勢が育成を支える
サッカーパパ・ママは、子どもにとって最初の「専門家」です。栄養・トレーニング・メンタルについて正しい知識を得ようとする姿勢は、家庭の育成環境を大きく変えます。また、整理整頓・約束を守る・仲間を思いやるといった日常の習慣も、サッカーの力になります。こうした価値観と習慣を、日常の中で親子一緒に育んでいきましょう。
まとめ
西村GMの言葉から見えてくるのは、「サッカーがうまくなること」だけでなく「人としてどう育っていくか」という広い視点です。食事・睡眠という土台を整え、「なぜやるのか」という目的意識を日常の問いかけで育て、親も子も共に学ぶ姿勢を持つこと——それがお子さんの未来を支える「目に見えない根っこ」になります。



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