サッカーに夢中なわが子のために、日々送り迎えや応援に力を注いでいるサッカーママ・パパの皆さん、本当にお疲れさまです!
お子さんが「もっと上手くなりたい」「プロになりたい」と言ってくれるのはうれしい反面、「どう応援したらいいのかな…?」と迷うこともありますよね。
今回は、メジャーリーガーの大谷翔平選手も高校時代に実践していた「原田メソッド」と、その中核をなす「目標達成ノート」の活用方法をご紹介します。
今回の紹介書籍:はじめての目標達成ノート(原田隆史 著)
「目標達成」は才能じゃなく“技術”!
実は目標達成って、生まれ持った才能だけじゃなく、正しい方法=技術で習得できるものなんです。
原田メソッドは、その技術を身につけるための“練習メニュー”のようなもの。
お子さんの成長だけでなく、親としてのサポート力も一緒にレベルアップできるツールです。
成長の土台は「心・技・体・生活」のバランスから
サッカーの練習は「技(スキル)」が中心になりがちですが、試合で本領を発揮するには、以下の4つのバランスがとても大切です。
- 心(メンタル):緊張に強く、前向きな気持ちを育てる
- 技(スキル):ドリブル・パス・シュートなどの技術
- 体(フィジカル):怪我をしない体づくり、持久力・スピード
- 生活:睡眠・食事・学業とのバランス、家庭の時間の充実
まずは親子で「今、どこに偏りがあるかな?」と振り返ってみることが第一歩です。
“綺麗で強い心”を育てる「奉仕活動」という習慣
サッカーでも人生でも、周りの応援や協力は欠かせません。
そして、それを自然と引き寄せるのが“人間力”、つまり心の強さと美しさです。
原田メソッドでは、この力を育てる方法として「毎日の奉仕活動」をすすめています。
たとえば…
- 練習後のグラウンド清掃
- 用具を丁寧に片づける
- 家のお手伝い(食器洗いなど)
「ありがとう」をもらえる体験が、子どもの自己肯定感を育て、継続力にもつながります。
モチベーションが4倍に!? 目標を広げる「4つの観点」
1つの目標を、こんな風に4つの観点で考えると、やる気は一気に高まります!
- 自分×目に見える目標(例:レギュラーになる)
- 自分×目に見えない目標(例:あきらめない心を持つ)
- 他人×目に見える目標(例:家族にユニフォームをプレゼント)
- 他人×目に見えない目標(例:仲間から信頼される選手になる)
「なんのために、その目標を叶えたいのか?」を一緒に考えることで、お子さん自身も納得感を持ちやすくなります。
原田メソッドの実践ツール:「マンダラチャート」と「ルーティンチェック表」
【1】オープンウィンドウ64(マンダラチャート)
中心に目標を書き、その周りに目標達成に必要な「行動」を64個書き出すチャートです。
大谷選手も高校時代にこのシートを活用していました。
例えば…
- 「技」→ シュート精度アップ
- 「体」→ 体力をつけるためのランニング
- 「心」→ 試合前のルーティンで集中力を高める
- 「生活」→ 朝ごはんをしっかり食べる
親子で一緒に話し合いながら書くことで、家庭内のコミュニケーションも深まります。
【2】ルーティンチェック表
目標達成のための行動を、毎日「○・×」で記録していく表です。
できた数が増えることで「自信」が育ち、習慣化にもつながります。
「お皿洗い」「10分早く起きる」など小さなことでもOK!
“できた!”を積み重ねることで、やがて大きな夢も近づいてきます。
「支援者」を明確にすることで、行動が確実に!
行動を「誰と一緒にやるのか?」「誰に手伝ってもらうのか?」まで決めることで、より実行しやすくなります。
例:
- ランニング→ パパと一緒に
- 栄養のある食事→ ママに相談
ママ・パパが“支援者”として具体的に関わることは、子どものモチベーションにも大きく影響します。
成功は一日にしてならず。振り返りと挑戦のくり返し
毎月100点満点の結果じゃなくても大丈夫。
できたこと、頑張ったことをしっかり振り返り、自分を認めてあげましょう。
そして、また新しい目標を立てて進んでいく。この“チャレンジのくり返し”こそが、お子さんの「人としての成長」につながっていきます。
まとめ:夢に向かうプロセスを親子で楽しもう!
原田メソッドは、単なる「目標シート」ではありません。
それは、夢に向かって行動するための地図であり、親子で歩んでいく“成長の道しるべ”です。
お子さんのサッカー人生を支えるために、ぜひ一度、原田メソッドのツールを取り入れてみてください。
サッカーの上達だけでなく、心・技・体・生活のバランスを整える習慣や考え方は、人生そのものを豊かにしてくれるはずです。
がんばるサッカーキッズ、そしてそれを応援するママ・パパを、心から応援しています!
今回の紹介書籍:はじめての目標達成ノート(原田隆史 著)
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