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【おすすめ本】子どもがサッカーを始めたら読む本:第3章 思春期の子どもへの向き合い方を知りたいです

おすすめ本

「子どもがサッカーを始めたら、何を意識して関わればいいのか?」

特に思春期が近づく中学生になると、子どもとの接し方が今までとは変わってきます。

前回に引き続き、書籍「子どもがサッカーを始めたら読む本<7人の賢者に聞いた53の習慣>」から、第3章の内容をもとに、小学生年代の子を持つサッカーママ・パパがこれから意識すべき「マインド」や「日常での関わり方」について解説していきます。

今回ご紹介の書籍:子どもがサッカーを始めたら読む本<7人の賢者に聞いた53の習慣>(土屋雅史 著, 大槻邦雄 監修)


子どもには「報連相」の徹底を:手段とタイミングも考えさせる

小学生から中学生に上がると、サッカーも生活も少しずつ「自立」が求められてきます。親としては、これまでのように逐一確認したり、アドバイスしたりしたくなりますが、ここで重要になるのが“報連相”=報告・連絡・相談の習慣です。

ただし、大人と同じように押しつけても意味がありません。
大切なのは、「どんな手段で、いつ報連相をするか」を自分で考えさせることです。

例えばこんな問いかけをしてみましょう。

  • 「今日の練習で印象に残ったこと、1つだけ教えて?」
  • 「次の試合に向けて、何か不安なことある?」

タイミングや内容の細かさは子どもに任せつつ、”話すこと”の習慣を育てることが、思春期のサポートには不可欠です。


親目線と指導者目線は違う:両者で考えを合わせ、子どもにとっての最善を提供

「なぜあの子が先発で、うちの子が控えなの?」
「監督の指導が厳しすぎるのでは?」

親としてはつい感情的になってしまいがちですが、サッカーの指導者は、選手全体を見て判断しています。親目線ではどうしても“我が子中心”になりやすいですが、指導者は“チーム全体”や“育成の過程”を重視しているのです。

親がすべきなのは「なぜそうなったのか」を冷静に観察し、必要があれば指導者と話し合うこと。

子どもを挟んでの板挟み状態を避けるためにも、親と指導者の間で“マインド”を合わせることが、子どもにとっての最善になります。


1日の練習時間は2時間程度:残りの22時間の過ごし方が大事

子どものサッカー上達において、「1日の練習時間=すべて」ではありません。
むしろ、練習以外の22時間をどう過ごすかが、成長を大きく左右します。

  • 睡眠時間は十分か?
  • 食事は栄養バランスが取れているか?
  • 学校や家庭でストレスは溜まっていないか?
  • 移動中にスマホばかり見ていないか?

これらすべてがピッチ上のパフォーマンスに影響します。サッカーは技術だけでなく、生活習慣そのものが土台になるスポーツなのです。

親が気を配るべきは、サッカーの技術よりも “日常の基盤”。ここにこそ、ママ・パパのサポートが最も活きてきます。


「ダメなものはダメ」:衝突すべきときに逃げると子どもも変わらない

思春期の子どもとの関わりで難しいのが「距離感」です。
つい衝突を避けてしまい、「まあいいか」と放っておく…。でも、それでは子どもは本質的には成長できません。

大切なのは、必要なときにはしっかりと向き合う覚悟です。

「夜更かしはダメ」
「人の悪口を言うのはダメ」
「人のせいにするのはダメ」

ルールやマナーに関して、親があいまいにしてしまうと、子どもはそれを“OKなこと”として学んでしまいます。

衝突は成長のきっかけです。逃げずに「なぜダメなのか」を丁寧に伝えましょう。それが、サッカーだけでなく、人生に必要な“マインド”を育てることにつながります。


プロになる選手に共通点:やり方は違っても努力を重ねていること

プロになる選手の特徴は何か?

その問いに多くの指導者やトップ選手が口を揃えて言うのが、「やり方は違っても、地道に努力を重ねている」という点です。

  • 家で自主トレを欠かさない選手
  • 試合の動画を見て自分で研究する選手
  • 毎朝5時に起きてストレッチをする選手

一人ひとり違う形でも、彼らには「自分の頭で考え、自分で行動する力」が共通しています。親としては「どうやって努力するか」を押しつけるのではなく、「努力し続ける姿勢」を応援しましょう。


チームでサッカーを教わるのは当たり前:「サッカーから何を学ぶのか」が問われる

チームに所属していれば、サッカーの技術や戦術はある程度身につきます。

でも本当に大切なのは、「サッカーから何を学んでいるか」です。

  • 仲間と協力すること
  • 自分の役割を果たすこと
  • 勝敗に向き合うこと
  • 感謝の気持ちを持つこと

これらはすべて、サッカーというスポーツを通して学べる“生きる力”です。
親がその学びに気づかせてあげることで、サッカーは“単なる習い事”ではなく、“人生の教材”になります。


選手への声掛けはポジティブに

試合や練習後、ついこんな言葉をかけていませんか?

  • 「なんであんなミスしたの?」
  • 「もっと走らなきゃダメでしょ」

こうした言葉は、無意識に子どもを追い詰めてしまいます。
代わりにこう言ってみましょう。

  • 「最後までよく走ってたね」
  • 「ナイスチャレンジだったよ」
  • 「楽しそうだったね!」

ポジティブな声掛けは、子どもの“自己肯定感”を育てます。それが長期的には、技術以上に大きな成長につながるのです。


日常生活で習慣がピッチ上のプレーに現れる

サッカーは“非日常”ではありません。
むしろ、日常の積み重ねがそのままピッチに表れるものです。

  • 整理整頓が苦手な子は、ポジショニングも雑になる
  • 感謝の言葉が言える子は、チームメイトにも自然と声をかけられる
  • 食事の偏りがある子は、体調管理にムラが出る

生活習慣とサッカーの関係は、想像以上に深いのです。
だからこそ、親が見守るべきはプレーだけでなく、「日々の暮らし」でもあります。


まとめ:親のマインドが子どもの未来をつくる

第3章では、親としての「関わり方のマインド」が丁寧に描かれています。

サッカーを通じて、子どもは技術以上の多くのことを学びます。
その成長を支えるのは、ママ・パパの“接し方”と“考え方”です。

「ただ応援する」だけではなく、「どう関わるか」を意識すること。
それが、思春期を迎える子どものサッカー人生にとって、最も大きな支えになるのです。


「子どもがサッカーを始めたら読む本」はママ・パパにとってのバイブルとなることでしょう。

次の練習や試合の日、少し視点を変えて、子どもの“心の動き”にも目を向けてみてください。

今回ご紹介の書籍:子どもがサッカーを始めたら読む本<7人の賢者に聞いた53の習慣>(土屋雅史 著, 大槻邦雄 監修)

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