「最近、子どもとの会話が減った気がする」「思春期に近づいてきてどう関わればいいかわからない」——中学生が近い年代の子どもを持つサッカーパパ・ママから、よく聞かれる悩みです。
今回は、書籍『子どもがサッカーを始めたら読む本<7人の賢者に聞いた53の習慣>』(土屋雅史 著、大槻邦雄 監修)第3章をもとに、思春期を迎える子どもとの関わり方のヒントをお伝えします。
「報連相」の習慣を子どもに育てる
小学生から中学生になると、サッカーも生活も少しずつ「自立」が求められます。そこで重要になるのが、報告・連絡・相談の習慣です。
ただし、大人と同じように「報告しなさい」と押しつけても効果はありません。大切なのは、「いつ・どんな手段で・何を伝えるか」を子ども自身に考えさせることです。
「今日の練習で印象に残ったこと、1つだけ教えて?」「次の試合に向けて、不安なことある?」
このような問いかけで、子どもが「話す」習慣を自然に身につけられるようサポートしましょう。
親目線と指導者目線の違いを理解する
「なぜうちの子が控えなの?」「指導が厳しすぎる」——親として感情的になる場面もあるでしょう。しかし指導者は、チーム全体・育成の過程を見て判断しています。
親がすべきは、冷静に状況を観察し、必要なら指導者と話し合うこと。親と指導者が同じ方向を向くことが、子どもにとっての最善の環境をつくります。子どもを挟んで板挟みにならないよう、日頃から信頼関係を築いておくことが大切です。
練習の2時間より「残りの22時間」が大切
1日の練習時間はおよそ2時間。しかし残りの22時間の過ごし方が、子どもの成長を大きく左右します。
- 睡眠:成長ホルモンが多く分泌される夜10時〜深夜2時に眠れているか
- 食事:主食・主菜・副菜・乳製品・果物のバランスが取れているか
- コミュニケーション:家族と会話できる環境があるか
挨拶ができる子はチームメイトにも自然と声をかけられます。食習慣が整っている子は体調管理にムラが出にくい。生活習慣とサッカーの関係は、想像以上に深いのです。
まとめ:親の「関わり方のマインド」が子どもの未来をつくる
サッカーを通じて、子どもは技術以上の多くのことを学びます。その成長を支えるのは、サッカーパパ・ママの「接し方」と「考え方」です。
「ただ応援する」だけでなく、「どう関わるか」を意識すること——それが、思春期を迎える子どものサッカー人生にとって、最大の支えになります。次の試合や練習の日、少し視点を変えて、子どもの「心の動き」にも目を向けてみてください。


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